霧の中のハリネズミ

昨日ユーリー・ノルシュテインのプログラムＡを見てきました。
今回は子供向けのアニメ７本。
先日の大人向けは、よくわからなかったのですが、今回は面白く見ることができました。
まず、『キツネとウサギ』から始まります。
背景の絵や構図がとても綺麗なアニメです。
このキツネをみてると、チェブのシャパクリャクを思い出しちゃった。
他のアニメは意外にも綺麗な色使いで、ＰＯＰな感じの作品や、人形アニメもありました。
で最後が、是非見たかった『霧の中のハリネズミ』
ノルシュテインアニメの傑作です。
木いちごをのお土産をもって、友達のコグマ君の所にいく途中で、霧の中に迷い込んでしまったハリネズミ君のお話です。
霧の中のでの、不思議な感覚や、心細さが本当によく描かれています。
霧って、実際には２．３回しか体験したことはないのですが、あの方向感覚が全く無くなってしまう不思議な感覚を思い出しました。
ハリネズミくんが、大木に突き当たり見上げるシーンは、あまりのリアル感で鳥肌モノですよ。
ノルシュテインのアニメは派手な表現は全く無いのに、技術と感性に惹きつけられる魅力があります。
この人の描く雪の降るシーンもとっても好きです。

１階のグッズコーナーにびっくり顔のハリネズミ君の、とっても可愛いぬいぐるみが売ってて、欲しかったなぁ・・・買わなかったんだけど・・・