2008年6月29日日曜日

麻の手提げ


麻のふくろ



布屋さんでざっくりした麻の布を買ってきたので、手提げバックを作ってみました。
ランチョンマットなどにつかう布なのですが、着物を着たときの手提げにちょうど良さそうです。

最近は着物の直しやら、夏の襦袢作りやらですっかり針仕事が日課になっております。

老眼鏡・電気スタンド・針に糸を通すヤツ(エリザベス女王みたいなのがかいてあるやつ)
私のお裁縫の三種の神器です。
仁さんは「今じゃ誰も使ってないよ〜」と言っていますが、私は必需品ですよ。



2008年6月28日土曜日

十二単の着付け


十二単


和裁教室のイベントで、十二単の着付けを見に行く会というのがあり、行ってきました。

着物をきて行くとプレゼントがあるらしいので揃って着物を着て行きました。
私は和裁を習っているのですが、この教室は着付け教室もやっているので、先生に着付けを直されてしまいました。
でも流石にプロですねぇ〜
とても気持ちよく着付けてもらいました。
いつもはなかなか抜けない衣紋もスッキリ抜けていましたし、変なシワとかフクラミとかが無くてとってもカッコ良くて脱ぐのか惜しいくらいでした。

さて十二単の着付けというのは、呉服屋さんの展示会のイベントだったのですが、無料なのに昼食がついて、プレゼントやらお土産やらもらって、ふだんは見ることのできない高価な着物を見て帰ってきました。
織のこと染めのことなど、いろいろ勉強になりました。
本やネットで名前だけは聞いたことのあるナントカ紬とかナントカ織とか
実際に触らせてもらえるんですよ。
う〜〜ん、すごいなぁ〜
お値段を見るとビックリしますよ。
ウン十万円〜ウン百万円の着物ですよ〜
それがまた、買う人がいるんですよねぇ〜
お金ってあるところにはあるのねぇ。。。



2008年6月21日土曜日

手ぬぐいの半襟


着物


和裁教室で裄直しを習って、最初に完成した着物。
昨日はこれを着て出かけました。
半襟をサントリー伊衛門のおまけ手拭いを使ってみました。
おまけなのでちょっと短めの手拭いなのですが、上前を長めにしてつけると何とか長さが足ります。

手拭いの模様が朱色の丸い柄だったので、帯締めを朱色にして、丸い帯留めをしてみました。

この帯留めは、貴和製作所で帯留め金具と一緒に買ってきて作ったものです。
貴和製作所はいろんなものがあって、その上安いので、大好きです。
この帯留めも確か400円かかっていないと思います。

着物って呉服屋さんに行くと、何でも値段が高くてガッカリしちゃうのですが、こうやって自分で作ったり、オークションを見たり、ボロ市に行ったりするとそれほどお金をかけなくても楽しめるものなんですよねぇ・・
私は、お茶などの習い事の為に着物を着ているわけではないので、本当に普段着で充分な訳です。

裄直しの仕方を覚えたので、手持ちの着物をどんどん直していくぞ!!
今日からは、着丈の直し方を教えてもらう予定。





シャネル モバイルアート展

東京・国立代々木競技場オリンピックプラザの特設会場で開催中の「シャネル モバイルアート展」に行ってきました。

シャネルMA



代々木競技場の隣にわざわざ特設会場を作っているにもかかわらず、入場は無料です。
でも一応日時指定のチケットが必要で、ぴあで購入しなくてはいけない為、インターネットで予約してコンビニで発券すると手数料が300円ほどかかってしまいます。
まぁ300円でこんな立派な展覧会が観れるだけでも超お得なのですが・・・

既にチケットは完売らしくヤフオクなどで高値で取引されているのを見ると釈然としないですね。

音声ガイドをつけて、ガイダンスに従って鑑賞するという形です。
2名(もしくは1名)ずつ時間差で入場していくので、中で混み合うこともなくゆっくり鑑賞できます。
ただ、個人的にもっとみていたなぁと思っても去らなくてはいけなかったり、もういいよ〜と思う作品のまで暇を持て余すということもあります。

私はシャネルというブランドにはあまり興味がなくて街でみかけるバッグのデザインも好きではありません。
化粧品も香料がきつすぎるので嫌いです。
そうそう、入場前にお手洗いに行ったのですが、仮設トイレとは思えない豪華な仕様で、ハンドソープが多分シャネルのものなのだと思います。
めっちゃ匂いが強いです。
家に帰って手を洗うまで、ず〜っと手に匂いが残っていましたよ。

さて、内容ですが今回、日本人作家は束芋と荒木経惟、オノヨーコ、あとは外国の人です。
束芋のアニメーションはあまり好きではないのですが、今回は井戸のような暗い穴を覗き込んで見るというアニメーションなので、面白かったです。

レアンドロ エルリッヒ(アルゼンチン)の作品は暗い部屋で足元の水たまりに映る景色の影を見るとう作品です、時々水滴がおちて水面に波紋が広がり景色が揺れるのも良いです。
水たまりに映る景色などは日常生活で見ているはずなのですが、こうやってじっくり見るのも良いです。

ブルー ノーエス(ロシア)の作品はダンボール箱の中を覗き込むと底に裸の女性がシャネルのバッグで殴りあいをしている映像があります。撮影アングルも上から見下ろした映像なので、まるで小人の世界を覗き込むような感じです。
他にもシャネルのバッグの上で寝転ぶ人、上から落ちてくるバッグを受け止める人など、全部で6点。

オノ ヨーコの作品は松の木に願いを書いた短冊を下げたものです。
自分の願いを短冊に書いて木にさげることができます。
「小さな願いなら叶うかもしれませんよ」というガイドの声にしたがって「KKPのチケットが当たりますように」と書いてみました。
目下のところ最大の願いです。(笑)

鑑賞時間は35分程です。
私は音声ガイドに従って動くのがどうも窮屈な気がしていたので、このあたりの時間がちょうど良かったかもしれません。

外に出てみると建物の足元にライトがついていてとてもキレイでした。
夜になるとライトアップされてもっと素敵なのかもしれません。

シャネルma



帰りに展覧会のパンフレットをくれます。
とてもボリュームたっぷりなのですが、英語なので読めません。
写真が沢山なので、読めなくてもいいのですが・・・
うちには2冊あるので、もし興味のある方で展覧会には行けないが概要が知りたいという方には1冊差し上げます。
コメント欄でご連絡ください。(メールアドレスを入力くださいね)




2008年6月19日木曜日

山田の書きもの展

会社の帰りに寄ってきました。
曙橋駅A2出口から「あけぼのばし通り」という商店街を東京女子医大に向かって歩いてるとMOTTの看板を左に曲がってちょっと。
木造の2階建ての住宅がギャラリーになっています。
入り口に花輪がでています。

やまだのかきものてん


「山田商店街」のお話にいろんな方が挿絵を書かれています。
お話も面白いですが、挿絵もなかなかユニークなタッチ絵が多くて楽しいです。
賢太郎さんは「犬のおまわりさん」の挿絵です。
犬はもちろん例の奴です。

他に100文字の原稿用紙に書いた文に、リタ・ジェイさんが絵を描いたものも展示されています。
短い文章ながら、遊びが効いていて楽しいです。
ggの掲示板の過去のものも読むことができますよ。

素敵な小引き出しがあって、そこにおみくじがはいっています。
サクマドロップの缶に100円を入れて引くことができるのです。
私は*かなりの吉*でした。
入っているのは全部吉なんだそうですが、「やや吉」とか「吉の中の吉」とかあるんですって(笑)
内容も普通のおみくじと違って、ちょっと笑えます。

山田さん、初めてお目にかかりましたが、とても誠実で素敵な方だなぁと思いました。
今日は縞の着物を着てらっしゃいました。(格子だったかな?)
あ〜着物を着る方なんだと思うと余計に親近感がわきますねぇ・・

山田さんのお話を読んでると、よくこんなことが思いつくなぁと感心するのですが、たぶん基本的に人生を楽しもうという姿勢があるから、こんなお話が考えられるんでしょうね。
見習いたいものです。




2008年6月16日月曜日

なんでもござれのござれ市

15日(日)に高幡不動尊に行ってきました。
月に1度「ござれ市」という骨董市があり、着物の古着屋さんも沢山出てるらしいので、どれどれどんなものがあるのかしらと行ってきました。
ちょうど「あじさいまつり」というのもやっていて、花を見る人、骨董を見る人、着物を見る人、信仰のある人で賑わっておりましたよ。

護摩を焚く中で、お寺の方が「この骨董市では出店料などは一切いただいておりませんので、皆さん言い値で買うことはありません!どんどん値切ってお買い物をしてください」と放送しているのが面白い。

着物の古着の方は、お店も沢山でとても安い!!
こんなところで、掘り出し物をみつけたらもうリサイクルきものの店が高く感じちゃうねぇ・・

結局、2000円の単衣の縞柄の着物を買って、500円で三分紐の帯締めを買いました。

昨日は自分で裄出しした着物が完成したので、それを着て行ったのだけど、やはり暑くなってくると着物はきついかしらねぇ・・・

せっかくなので紫陽花もみてきましたよ。

あじさい1


ajisai2


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2008年6月14日土曜日

上野の美術館に行く

運針の修行に励んでいたら、もう6月も半分ちかく過ぎてしまいました。
新たなKKP情報もあって、またそろそろネットをこまめにチェックしないとね〜〜!
に、しても今度のKKPには久ヶ沢さんは出ないのですね。
KKPって「小林・久ヶ沢プロデュース」じゃなかったのねぇ(笑)
まぁとにかく楽しみです。

さて、今日は会社の都合で半休だったので昼から上野へ行ってきました。
東京藝術大学大学美術館(何で大学が2回もでてくるかな・・)の「バウハウス・デッサウ展」上野の森美術館の「井上雄彦 最後のマンガ展」

バウハウスって私はドイツの建築の学校ってことくらいの知識しかなかったのですが、割としょっちゅう耳にする言葉だったので、これは見といた方がいいのかなと思って行ってみました。
音声ガイドが谷原章介さんというのもちょっと魅力的だったしね。
バウハウスは1919年にヴァイマールに設立されて、デッサウ・ベルリンと場所を変えて14年後にはナチスの圧力で閉鎖されてしまったのだそうです。
たった14年間しか開校していなかったのに、未だに色々なところでバウハウスの影響を受けたモノがあるというのはすごいなぁと思います。
建築の学校という認識もちょっと違っていて、造形学校だったのですね。
開校当初は生徒の男女比が同じくらいだったのに、年々女子の数が減っているのも興味深いです。
どうやら初期の頃は織物のデザインなんかもやっていたみたいで、そういう方面は女生徒が主だったようです。
展覧会ではマイスターの授業の内容を生徒の作品を通して説明しています。
なかなか面白そうな授業で、教える側の目的が明確でわかりやすい授業だったのではないかと思います。
私は造形の学校で学んでいましたが、デザインの授業などは、何を学んでいるのかよくわからないまま作品を作っていたのが悔やまれます。

生活用品から家具、そして建築と幅広い作品が展示されていて、同時に見ることのできる芸大コレクション展も日本から見たバウハウスを取り上げていて参考になります。

次の井上雄彦 最後のマンガ展の方は、平日にもかかわらず入場前に15分ほど並んで待つという状態でした。
これでもまだ空いている方らしく、土日のチケットは時間予約制となっているようです。
今回は展覧会のために書き下ろした作品の展示だそうです。
宮元武蔵が主人公なのでバガボンドを読んでいない私は、ちょっと何のことやらわからない部分もありました。
が、この人の絵はホントいいですよね。
マンガを体で読む感じとでも言いましょうか、マンガでここまで表現できるんだぁと目からウロコでした。

マンガの本の中でも読者の心にに訴えかけるコマは大きくなっていますが、美術館では壁いっぱいにどぉ〜〜んとくるのですよねぇ・・・
最後には自分が絵の中に入り込んでしまうような終わり方になっています。

バガボンド、やっぱり読んでみたいなぁ・・・(歴史にはとんと疎いんだけれど・・・)

それにしても、リアルの方はもう少し早く話しが展開しないものでしょうか・・・

上野の森美術館の外壁はこんな素敵なことになっておりますよ。


井上雄彦展