2005年10月23日日曜日

横浜トリエンナーレ2005

アートサーカス(日常からの跳躍)に行ってきました。
いやぁすごいわぁ・・この規模にたまげました。

横浜トリエンナーレ旗横浜トリエンナーレ影

入ってすぐにこの画像の旗が沢山あるのですよ。
この旗の画像はポスターや雑誌で見かけるのでご存知の人も多いかと思うのですが、そこから埠頭の先端の会場まで、徒歩10分位の距離はずっと見上げるとこの旗です。
今日は天気が良かったので、足元の影もくっきりとはためいていて、丁度テレビの画面がチカチカする感じで自分がブラウン管の中に入ってしまった様な錯覚を覚えました。

展示の数も多いし、作品も大きいものばかりで圧倒されます。
映像作品まで全て見てると、とても1日じゃ見きれない量です。
今回下調べもしないでメモも持たないで、ただブラァっと行っただけなので、是非もう一度行きたいです。
会期は12月18日迄なのでまだまだ大丈夫。

特に印象深かった作品を幾つか・・・


会場に入ると、三脚に取り付けられたオペラグラスやデジカメや携帯が、アチコチに置いてあります。
覗くとその先の風景が映っているのですが、妙な丸い物体がも見えるんですよ。
実際には何もないのに・・・
携帯やデジカメには人が腹ばいになって回っているのもありました。よ〜く耳を近づけると「ヒダリカイテン、ヒダリカイテン・・・」と唱えています。
たまに、「ミギカイテン・・・」ってのもあります。
これは屋代敏博という人の作品です。
タイトルは忘れてしまったのですが、回転と消滅のような感じだったかな?始めの物体は高速で回転している人や物だったのですね。
高速回転することにより消滅してしまう・・
実際には目に見えていないけれど、
そこには高速回転ししている物が、もしかしたらあるかもしれないなぁ
奈良美智氏の作品も大きなスペースで展示されています。
原美術館にある作品の小型バージョンの小さい仕事部屋や沢山の絵が貼り付けられた部屋やワンコのいるコンテナならイロイロです。
今回私は『覗く』という行為の面白さを再確認させられました。
覗きというとちょっと下世話な、背徳的な行為のような気もするのですが、覗くことにより今まで見えなかったものが見えると言う発見があることを感じました。
奈良美智氏の作品で外に突き出た小屋があるのですが、その木の塀の隙間から覗く景色が、同じ景色なのに、凄くいい感じに見えるのですよ。
思わず写真を撮りたくなったのですが、会場内は撮影禁止ですので、ガマンガマン。
椎名林檎さんの百色眼鏡もそうですが、覗くことにより、いつもと違う非日常の世界を見ることができるのかもしれませんねぇ。
あと、紙袋を切り抜いて、紙袋の中に木を作ってしまう作品がありまして、これも袋の中を覗くのですが、感心してしまいました。
大きな作品や映像作品が多い中、これは地味ですが好きな作品です。ちょっと挑戦してみたい。。。
今日は日曜で家族連れが多くて、賑っていました。
作品によっては並ばないと見れないものもあったので、できるなら平日の空いた時に行きたいものです。

2 件のコメント:

aiwendil さんのコメント...

行かれたんですね!
やはり休日は混み合っているのでしょうかねえ・・・。
しかしまあ、逆に考えれば以前より盛況ということでもありますから、良しとしましょう(笑)。
ここ数年で現代美術に対する世の中の理解が進んで来たようで嬉しいです。
ところで、また何度も行かれるのであれば、フリーパスがお得ですよ〜。
それとも、もうお持ちかな(^^?

ざらえもん さんのコメント...

この横浜に限らず、日曜に美術館に行くと小さい子を連れた外国人ファミリーが目に付きます。
外国人と言ってもどこの国の方かはわからないですが、欧米では文化的なものを大切にする気質が強いんでしょうねぇ。
で、この横浜トリエンナーレは、小さいお子さんがアートに触れるには絶好の機会ではないかと思えました。
全体的に文化祭チックなのですよ。
小さい子が触ったり、作ったり、乗ったり出来る物が沢山あります。
小さい子に混ざってオバサンは参加できないのが悲しい・・・
フリーパスもあるのですね。
私は友達に招待券をいただいたのですが、今度はまだ見ていない娘を連れて行きたいものだと思っています。
美術館はどうも苦手意識があるようなんですよねぇ・・
面白いのに・・・