2005年7月18日月曜日

イントゥ・アニメーション4

セシオン杉並で催されている、短編アニメーションの上映会に行ってきました。
このイベント、無料なのですが、ものすごい充実ぶりで、驚きました。
7/16〜19の4日間で、100以上のアニメが上映されるのですが、作者が舞台上でインタビューを受けたりして、お話を聴く事ができます。
また、展示室があり、原画や人形などが見れる他、
実際に、アニメーション作りを体感できるワークショップもあります。
一応、子供向けのワークショップのようなので、ここへオバサンが「やらせてやらせて!!」としゃしゃりでるのも恥ずかしかったので、横でみておりました。
こんな時子供を連れていれば、一緒にできるのになぁ・・・
山村浩二氏の制作された、おどろき盤があって、何度も観てしまいましたよ。
おどろき盤って、その名のとおり思わず「おぉ〜!!」って声を出してしまうんですよねぇ。


私が観たのはプログラムD
全部で15本位のアニメがあったのですが、特に印象深かった作品の感想を、
○「GRIY TOWN」「Mr.Smith」辻田幸廣
非常に単純に描かれたキャラクターなのですが、構図が良く、展開がスピーディーで、面白いです。
どちらも、日常の不条理がテーマなのかなぁ
○「GAKI琵琶法師」横須賀令子
墨絵で描かれた餓鬼が琵琶を奏でると、音とともに映像が現れるというものです。
映像が、やはり墨で描かれた線や模様が、音にあわせて変化するのですが、この墨の表現が斬新な感じでいいなぁと思いました。
○「鬼」細川晋
ノルシュテイン大賞の優秀賞に輝いた作品です。
NHKのノルシュテインの番組でちょこっと紹介されていて、一度観てみたかったので、全篇をみることができて感激しました。
意外にも、途中からCGを使った映像になっているのですよ。
このアニメに使われた人形が、展示室にあったのですが、体長20cmくらいでしょうか、思ったより小さくて驚きました。
こんなに小さい人形から、よくアレだけの、表現ができるものだと、感心しました。
粘土アニメなども、実際はすごく小さいと言う事も知りました。
○「年をとった鰐」山村浩二
「頭山」で有名な方の新作です。
私は原作も知らなかったのですが、展示室に絵コンテが貼られていて、すごいエグイ内容の話だなぁ・・と思っていたのですが、実際のアニメは、淡々としていて、すーっと頭の中に入ってきます。
が、観終わったあとは、なんだか、わかったようなわからないような、モヤモヤの残る作品でした。
モヤモヤするのに、気になる・・・
これは一体、何なんでしょう?
明日の最終日は、川本喜八郎氏の「死者の書」の予告とトーク映像が見られるそうですが、残念ながら、仕事のため行けません。
「死者の書」もこないだ多摩美で試写会があったらしいのですが、ソレを知った時には、既に申し込みを締め切ってたんですよねぇ・・・
来春には一般公開されるそうですよ。

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