2005年4月30日土曜日

東京都写真美術館


写美
早起きして、都内まで来たので、ついでに恵比寿の東京都写真美術館に行って来ました。
10周年記念特別企画「写真はものの見方をどのようにかえてきたか」という展示の招待券を会社でもらったので、見たのですが、今回は誕生篇で、写真の技術が発明されてから日本に伝わる頃までの作品などの紹介でした。
あ、そうそう「鏡の国のアリス」の作者、ルイス・キャロルの撮った写真もありましたよ。籐の寝台に横たわる少女の後ろに何故か番傘が、ちょっと東洋風味の写真でした。

で、今日から始まった『超[メタ]ヴィジュアル−映像・知覚の未来学』がすっごく面白かった!!
ちょうど、こないだ読んだ「アートアニメーションの素晴らしき世界」に出て来た、動画を見るための古い道具や岩井俊雄の「時間層�」なども見れました。
本を見て、実物が見たかったので、こんなところで出会えるとは夢にも思っていなくて嬉しかった〜
そして、入るなり聞き覚えのある妙ちきりんな音色が!!
明和電機の映像も展示されていました。
こないだ買って社長にサインをもらったVIDEO BULBの映像も展示されてたのですが、残念ながら、私が行ったときは止まってました。

他にも、PC画面をさわると模様が現れて3Dで動くというものや、並べられた金属の道具を触ると、その影から映像が出てくるものとか、面白い物が一杯です。
特に名和晃平のpixcell「Zebra」シリーズは暗い通路の奥に扉が有り、入っていくと真っ白な正立方体の部屋、ちょっと霧がかかった様な空間の真ん中にゼブラの入った箱があるのです、部屋の壁にも小さな箱が飛び出して、中にピストルや髑髏が入っているのですが、見る角度によって、見え方が違うので凄く不思議な感覚に陥ります。
もう、どれもこれも、「えっ!?」と声を上げてしまいそうになるものばかりです。
賢太郎さんの「短編の断片」を思い出させるような映像作品もありますよ。

会場はそれ程広くないですが、ゆっくり時間をかけてみる事をオススメします。
前期と後期に分かれているので、後期にも行ってみようかな・・・と思うくらいすっかり気に入りました。
あぁ・・早起きは三文の得(それ以上だよ!!)



4 件のコメント:

aiwendil さんのコメント...

『超[メタ]ヴィジュアル−映像・知覚の未来学』!
面白そうですね。ざらえもんさまのレポも魅力的です。
6月第2週にちょうど東京へ行く予定があるのでぜひ行ってみようと思います。
でも、ん? 6月5日で展示替えなんですね。う〜ん、悩ましい。
ところで岩井俊雄の「時間層」ってひょっとすると、回転する紙人形がフラッシュの明かりでいろいろな動きに見える作品ですか?
仙台メディアテークのオープニングイベントか横浜トリエンナーレか、どちらかで見た記憶があるんです。さらさらという回転音と、明滅する光に浮かび上がる不思議な映像が妙に印象的で、何度もブースに戻ってみた覚えがあります。
もう一度見たいですねぇ・・・・。
やはり前期に行けるようがんばります(笑)。

ざらえもん さんのコメント...

是非、ご覧になってください。面白いですよ〜
今、自分の記事を読み返してみたら、ちっとも表現しきれてなくて、タハァ〜と思いました。こんなんじゃ読んだ人は意味わかんないだろ!と自分にツッコミを入れてしまいした。
aiwendilさんには、少しでも理解して、面白そうだと感じていただけて、嬉しいです。
岩井俊雄の「時間層�」はたぶんaiwendilさんのおっしゃるものと同じだとおもいます。
単純な動きなのですが、「えっ!?どうなってんだ?」って、私も何度も見てしまいましたよ。
前期と後期がどう違うのかが、公式サイトでは説明されていないので、気になりますネェ。。

marudonguri さんのコメント...

ざらえもんさん、こんにちは。
超ヴィジュアル展、楽しんでいただきありがとうございました。
展示の企画協力をしましたmarudonguriと申します。
後期は、岩井さんとNHK技研が制作した「エッシャーの部屋」や石原慎太郎都知事と映像作家達のコラボ作品などが登場する予定です。
既存展示作品もちょっとずつ改良したりもしてますので、少し変わっているかもです。(触る作品や仕掛けが複雑だとよく壊れてしまったりするんです・・・)
今後ともどうぞよろしくお願いします。

ざらえもん さんのコメント...

おぉ!関係者の方からコメントが!!
トラックバック元の南方郵便機のメタビジュアル展の記事拝見しました。
私が行ったのはOPENしてすぐだったので、画像の作品はまだ、映像を調整している所でした。
ちょっと、説明がほしいなぁと思った作品だったので、記事を読んで納得いきました。
この作品が小林賢太郎さんの「短編の断片」を思い起こすなぁと感じたのですが、やはり並んだ文字を画像として見るところなどは、同じ感覚なんだと思いました。
後期の情報ありがとうございます。
「エッシャーの部屋」とっても気になりますねぇ
だまし絵的なものも好きなので、これは是非、後期も見に行かねばなりません!!