2006年3月6日月曜日

水と油「均衡」

昨日午後に見に行った公演の感想も書いておこう。
場所は三軒茶屋シアタートラム
14:00〜15:30位、ちょっと始まりが遅れたから1時間20分くらいでしたでしょうか・・・
ちょっと短めなのですが、内容は濃く物足りない感じは全くしませんでしたよ。

以前観た「Patchworks2」はメンバーがそれぞれ個別に披露するタイプの舞台だったので、面白い物とダンス中心のものとか特長がはっきり分かれていたのですが、今回はバランスよく組み合わさってとてもよかったです。
道具の使い方、動きの美しさ、笑いの質も良くて本当にいい舞台でした。

箱の中に閉じ込められた人、この箱がカバンの中とつながってる?
次にこの箱の向きを変えるとテーブルに。
長辺を挟んで向き合う男女、呼び鈴で給仕がワインをグラスに注ぎ、なぜか早呑み対戦に?
同じ道具、同じシチュエーションなのに、微妙に変化していくところが実に上手い。
このテーブルを倒すと今度はホテルのフロント、客とホテルマンが入り乱れる。
フロントが今度はまたテーブルなんだけど、今度は上から見た図になって上下左右の方向感覚がなくなってしまう不思議な空間に変わる。
次はドアが2枚あり、出たり入ったり持ってるものが行ったり来たりで、外と中どっちがどっちかがわからなくなってしまう。
ドアとテーブルと椅子とカバンこれらの道具と人が入り乱れてもう何がなにやらなのですが、動きは必ず繋がっているのですよ。

あ、エレベーターの中みたいのもあったなぁ。。

高いテーブルと低い椅子で向かい合う男女。
さっきのシュチュエーションと一緒なんですが、道具の大きさが変わった途端役者がめちゃ可愛い。
テーブルの上のワインを一生懸命取ろうとジタバタする様がホントにおかしい。

音楽もちょっとレトロでこのホテルらしい雰囲気とマッチしていて衣装も黒いいつもの衣装+ホテルマンの青い衣装がとても素敵でした。

台詞が一切ないのに、これだけ笑えるというのも凄いなぁと思います。
動きも凄く動き回っているのに、息遣いが全く乱れない。
あ、衣装もあいかわらず全く乱れない。
本当に上質な舞台だなぁと思います。

今回で4人での活動は一旦休止だそうで、「水と油」を知って間のない私としてはとっても残念です。
個人的にはすがぽんとおのでらんの今後の活動が気になるところです。

今回の舞台、千秋楽だったのですが、カーテンコールでの挨拶などはとくに無かったです。
ただおのでらんさんが胸に手を当ててお辞儀をする表情が感無量という感じが伝わってきて印象的でした。

終演後のロビーではメンバーがファンと方とお話したり写真取ったりしていました。
いいよねぇ。。こんな雰囲気。。。
ラーメンズがこんなことしたら大騒ぎになっちゃうのかなぁ。。。

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