2006年3月12日日曜日

夢の中からみつけた街

ワタリウム美術館で開催中の「夢の中からみつけた街」という写真展を見てきました。
『夢の中の光景がひとによって違うように、写真の中の街も見る人によって違う』というのがテーマでイロイロな人の写真が展示されています。

私はマン・レイの写真が見たくて行ったのですが、先日の岡本太郎の写真展でちょっと見た作品と同じように、写真と抽象画の間のような作品でした。
写真の技術とかはさっぱりわからないのですが、どうやって撮って加工しているんだろうか?
多分パソコンなんて使ってないだろうし・・・

マン・レイが加工した面白さに対して、ルネ・マグリットの写真は被写体自身の面白さがあります。
一見普通の写真ですが良く見るとなんとなく変なところがあって、間違い探しをしているような感じです。
『たくらみのない情景』というタイトルで十数点の小さな写真の展示でした。

あと、ラーメンズのGBLのオープニングでつかわれていたFPMの「アレンギンズバーグ」と言う曲。
あれは人の名前だったのですねぇ・・
アレン・ギンズバーグの作品もありました。
本来詩人だそうなのですが、この人の写真も鏡に映った自分を撮ったものなど、構図が面白いです。
写真には必ず詩的な説明が添えられています。

あとデヴィット・ホックニーのシャワーを浴びる男を写真をコラージュした作品。
広い風景を一枚の写真でおさまりきれなくて何枚か撮った物をつなげてみるというのはわかるのですが、おさまる範囲のものをわざとこういう表現をするのも面白いなぁと思いました。

この展覧会は3月3日〜6月4日で一回チケットを買うと期間中は何度も入場できます。
今は外壁を工事中で、マリオ・ボッタのカッコイイ外観が見れないです。
建物を見たい人はご注意を!

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