2006年4月15日土曜日

UNBALANCE/BALANCE

青山スパイラルガーデンにも寄ってみました。
竹尾という用紙会社さんの展覧会
TAKEO PAPER SHOW 2006 UNBALANCE/BALANCE

今日は最終日のせいなのか凄い人出。
世の中にはこんなに紙に興んでいる人がいたのか!?と驚きました。
1Fは紙の持つ性質で「パリパリ」「ふんわり」「スケスケ」「ツルツル」「ザラザラ」を活かした製品の展示
普段何気なく目にしている紙製品ばかりですが、用途と性質がベストマッチしてこその使いやすさだったんですねぇ・・
普段あまりに普通に使っていて、ココで改めてあぁ、そういやコレも紙だったんだなぁ・・なんて気づいたりしました。

3Fはいろんなクリエイターによる紙を使った作品の展示。
実用商品ではないのですが、企業への提案という形で作られているのでこんなのあったらいいなぁ・・なんてのも沢山ありました。
実際にはコストがかかりすぎて実用は難しいらしいです。

そうそう水野学さんの作品もあったのですよ。
郵便局への提案で購入する時は大きなはがきのように1枚の紙なのですが、発送するときにはこんなテトラパック型にして送れるというもの。
中に贈り物を入れることも出来るんですって!
これ、面白いよね。
こんなの送ってきたら嬉しいなぁ・・・

〒テトラ














ユポという合成紙をつかった文庫本。
水をはじく紙なのでお風呂の中で本が読めるらしい・・

文庫本














ネピアのティッシュケースが半透明の紙で作ってあって残量が見えるというのもありました。
コレをみて、鯨の超能力を思い出してしまいましたよ。
遊び心が一杯なのが今半の紙袋。
肉がデザインされた袋で、電車の網棚に載せて座って見上げると網焼き肉を連想し、「あぁ旨い焼肉が食べたい」と思うんだって(笑)
普通の原稿用紙の裏にバスケットボールの表面が印刷されていて、失敗してクシャクシャと丸めるとバスケットボールみたいになってゴミバコにシュートできるというものもありました。
捨てる為のデザインって・・・面白いんだけどなんか矛盾を感じるなぁ・・

他の作家の作品も面白いのがいっぱいあったんですがねぇ・・




チョコパッケージ
チョコレートのパッケージ渦巻き状にグルグルと開けていくというもの。









使われている紙の質感と印刷の絵柄の質感によるギャップからくるアンバランスを狙った作品も面白かったです。
硬いイメージの印刷なのにさわるとフワフワしてるという感じ。
以前銀座でみた、ニューデザインパラダイスの展覧会とちょっと似てましたよ。
その時の記事はコチラ  
ってあんまり詳しい事は書いてなかったねぇ・・
用紙会社さんのイベントですので、新作の紙の説明などもあり用紙見本もいただけました。
大阪でもあるらしいです。
《 地方展示会 》
大阪 2006年5月17日(水)・18日(木)
マイドームおおさか 3階展示場E
興味のある方は是非!!

3 件のコメント:

aiwendil さんのコメント...

わーわーわー!
いいないいな!
竹尾のペーパーショーと青山見本帖は一度行ってみたい憧れのイベント&場所なんです。
紙フェチなもので・・・(笑)。
はがきのテトラパック、いいですね。
実際にあったらバンバン使いますよ、これ。
機能と遊び心が同居したデザインにはとても魅力を感じます。
実物を見たかったなあ・・・。
紙は本当に奥深いですね。

ume さんのコメント...

いい!このテトラポット型!欲しいし出したい。三角牛乳みたいなデザインにしてもいいと思う。

ざらえもん さんのコメント...

aiwendilさん>
そうそう、紙フェチなんでしたね。
私も、青山スパイラルのサイトで見てこれほど充実した展示だとは思わず、ワタリウムに行ったついでに寄ってみたのですよ。
来年は銀座での開催のようですので是非!!
うらばんちょ>
水野さんのデザインは使う時の使う人の気持ちをすごく考えて作られていますよね。
でも、テトラポット型のは発送途中で形が崩れてしまいそうで、郵便屋さん泣かせになるんでしょうねぇ・・・