2006年2月15日水曜日

博士の愛した数式

映画「博士の愛した数式」を見て来ました。
事故で80分しか記憶が持たない数学博士の所に来た家政婦とその息子とのお話です。
ストーリーは淡々流れていくのですが、家政婦の息子(博士にルートと呼ばれます)が大きくなって数学の先生になり、生徒に博士とのエピソードを話していくという設定です。
途中で出てくる数学のお話が「ほぅ・・」です。

「友愛数」なんて今まで聞いたことがなかったですが、220の約数の和は284に284の約数の和は220になるんですよ。
博士曰く「神の計らいを受けた絆で結ばれた数字」
「完全数」って言うのは自分自身を除く約数の和がその数になるってものです。
例えば6(1+2+3=6)
次は28(1+2+4+7+14=28)
なんだ、簡単じゃんと思いきや、発見された完全数は30個も無いんだそうですよ。
完全な人間がなかなかいないように、完全な数字も稀だそうです。

こんな数字の説明も非常に綺麗な詩的な表現をされています。
ラッセル・クロウの「ビューティフル・マインド」も数学者の話でしたが、数学をやってる人は脆く危ういイメージですね。
扱う物が壮大過ぎるのでしょうか?
並べられた数字がとてもロマンチックに見える映画です。

e(πi)=−1
eπi+1=0
これが博士の愛した数式ですが、こうなってくるととても難しいように見えますが、映画のストーリーになぞらえてみるとわかりやすいです。

原作本、図書館で予約してるんですが、なかなかなんですよねぇ・・・



1 件のコメント:

ヒカル さんのコメント...

映画「博士の愛した数式」は、
清々しくて心温まる、そして涙の止まらない素敵な映画でした。
URLは同映画のクチコミ応援サイトです。よろしくお願いします。