2005年11月13日日曜日

イサム・ノグチ展

代官山から清澄白河へ移動
東京都現代美術館のイサム・ノグチ展も見てきました。
そう、デザイナーズマンシュウ出身の方です(笑)
札幌の「モレエ沼公園」の完成を記念して行われた展覧会です。
この公園は氏がデザインされれたものだそうです。

会場には遊具も置いてあって、子供達が中にはいったりして遊べるようになっています。
私も、もう暗くなっているのをいいことに中に入ってみたりして遊びました。
入るときに作品リストをくれるのですが、「こどものためのガイドブック」が自由にもらえるのでこれももらいました。
この子供用のガイドブックが、なかなかわかりやすくて良いです。
会場の中にも子供用のワークショップというのがあって、黒い厚紙でいろんな形のパーツを組み合わせて何かを作ってみるという体験ができます。
これも大人なのにやってみましたが、とっても面白くて、遊んだ後に、パーツを組み合わせて作った作品をみるとより興めます。
私は学生の頃、立体造形を専攻していて、金属、木、樹脂、粘土、石などを使って作っていたのですが、物体の周りの空間を表現すると言うのが自分の中のテーマだったのですよ。
なので、この展覧会の作品をみて、「あぁ昔自分がやろうとしていた事が、ココにある・・」って思えて仕方ありませんでした。
私が考えた物より、ずっとずっと完成されているのですけどね・・・当たり前ですが。。

ポスターにもある「エナジー・ヴォイド」は本当に大きな作品なのですが、周りを一周してみると見る角度によっていろんな見え方がして、全く違う物のように見えるのですよ。

子供用ガイドブックの説明
「エナジー」は「エネルギー」、「ヴォイド」とは「空いている」という意味です。穴はそこだけぬけていて何もないように見えますが、目に見えない強いエネルギーがみなぎっているのかもしれません。

これがさっき見てきた賢太郎さんのメッセージで「目に見える部分は見えない部分のために、見えない部分は見える部分の為にあって、これが価値の集合体である」みたいな文章と重なって感じました。
まさに「なぁるほどねぇ〜〜〜」です。

「モレエ沼公園」の模型や映像もあり、行ってみたい所がまたひとつ増えてしまいました。
いつかラーの札幌公演を観に行きたいと思っているのですが、そのときには是非ココも行きたいな。


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