2005年5月23日月曜日

原美術館


タピエス
品川にある原美術館にいってきました。ここは草間弥生の作品が常設されてると思って行ったのですが、展覧会がやってて、草間弥生の作品は見れませんでした。
スペインの画家で、アントニオ・タピエスの作品を展示してまして、タピエスを知らない私は、なんだ、絵画っていっても壁みたいな絵だな・・と思いながらみていました。
ちょうど、学芸員の方の解説があるというので、聴いてみる事にしました。

ちょっと長くなるので・・・


現在開催中の愛・地球博のスペイン館にも作品が展示されているらしく、それにちなんでの展覧会だそうです。現代美術界を代表する巨匠だそうで、現在90歳近くになってもまだまだ、現役で制作をされている作家です。
「物質の絵画」と呼ばれる作風で、まさに壁のようです。お名前のタピエスは壁という意味だそうですよ。
普通の絵画より、もう少し立体に近い感じで、素材もイロイロ使って表現しています。
若い頃の作品より、晩年の作品の方が、構図や素材が面白いなぁと思いました。
でかい黒板みたいな作品もあって、「DADA」というタイトルでした。
よ〜く見るとキャンバスに黒を塗ってるのですが、白く書かれた文字が暗号みたいで面白いです。
暗号といえば、「話して話して」と言う作品は中央に鏡文字が書かれていて、やはり暗号っぽいです。
この美術館は住宅を、美術館にしたものだそうなんですが、普通の住宅にしちゃあ大豪邸ですが・・・
で、トイレやバスルーム納戸などは一人の作家によって部屋を丸ごと作品にしています。
それは、展覧会をやってても、見ることができます。
宮島達男の「時の連鎖」も狭い空間の中で並ぶデジタル数字に息を呑んだのですが、奈良美智の部屋が可愛かったです。白い三角屋根の部屋にテーブル、作品や小物がごちゃごちゃと並べられています。
チェブのカップも見つけました。
原美術館のサイトで、ムービーがみれますよ。
私は奈良美智を(ならみち)と読んでて、ずっと女の人だと思っていたのですが、(よしとも)と読むんですネェ・・・だって作風も女の子っぽいでしょう??
誰か私に「誰にでもあるよ。ド〜ンマイ!」と言ってやってください!!(笑)
タピエス展は5月29日(日)までです。

2 件のコメント:

aiwendil さんのコメント...

ざらえもんさま! 誤読仲間です(笑)!
私も、4年前まで奈良美智を「なら みち」だと思っていました!
例の横浜トリエンナーレがあったとき、横浜美術館で奈良美智展も開催されていて、それを観に行って初めて「よしとも」だと知ったという過去があります。
ニホンゴ、ムズカシイ!
原美術館は行ってみたいのにまだ行けていない美術館のひとつ。
タピエス展も面白そうですね〜。
今回は会期に間に合いそうにありませんが、こうして情報をいただけるのがとても嬉しいです。
ざらえもんさまのアンテナ、これからも楽しみにしています。

ざらえもん さんのコメント...

ああぁ・・・よかった!!
aiwendilさんが間違えたのなら、私が間違えても当然だ!
よし、もう恥ずかしくないゾ!
原美術館は所蔵品が多いので、群馬県の伊香保温泉の側に分館をこしらえたそうです。
そちらの方も、いつか行ってみたいところです。