2005年5月15日日曜日

ETV特集見ました。

「ロシア・アニメの巨匠ノルシュテインの世界」
小林一茶からイッセー尾形、そして高畑勲とアニメの未来を語る▽日本の若きアニメ作家たちを怒る

副題どおりの内容で、大変興味深い内容でした。
ノルシュテイン監督の「外套」は製作開始から24年間たっていますが、未だ半分ほどしか完成していないそうです。
絵は見たことがあったのですが、実際にアニメーションとして見たのは初めてで、あまりの緻密な動きに驚きました。
表情や手の動きで、主人公の感情が伝わってくるのですよ。
イッセー尾形さんの芝居を観た、ノルシュテイン監督が
いつか「外套」の主人公アカーキーを、イッセーさんに演じてほしいとおっしゃってました。
なるほど、それはすご〜く観たいです。

ノルシュテイン大賞に応募した、若いアニメ作家達の作品を観ての、感想がなかなか、手厳しいものでしたが、言わんとすることは、なんとなくわかります。
今の若者は、自分の殻のなかに閉じこもりがちだと何度も言ってましたね。
知識だけでは、感情の全てを表現することはできないのですね。
自分の身体で感じる経験をしなくては、見てる人に伝わる作品はつくれないんだなぁ・・・と思いました。
最初に、氷の張った池に入って泳ぐぐシーンがあって、たまげましたが、それは、自分の感覚を磨くことなんだと、後で理解できました。
いやいや、すごい人だなぁ・・・。

ラピュタ阿佐ヶ谷での上映、絶対見逃せない!!

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