2006年9月17日日曜日

インタラクティブ東京2006

日本科学未来館で16・17日の2日間のイベントだったのですが、岩井俊雄さんのモルフォビジョンの新バージョンの展示があるとのことで、見に行ってきました。
同時開催で国際学生対応バーチャルリアリティコンテストもやってまして、結構なボリュームの展示でした。
コンピューターをつかって、体験していくものが多いので全部を体験しようとするとスゴイ時間がかかってしまいます。
人が沢山いるから後回しにしていると、コンピューターの調子が悪くなって調整中となってしまったりして・・・
結局4時間位かけて見てしまいました。

こういったインタラクティブな作品と言うのは、触って体験してナンボですから、安定した動作を保つというのも重要な課題だなぁと思います。


まずは、学生対抗バーチャルリアリティコンテストの中から
Crossing Colorful
テーブルに置かれたマイクに声や音を入れると映像になるというものです。
音の高低は関係無く波長によって模様の現れ方が違うみたいです。
簡単な操作でおおっ!!って思えるキレイな映像が飛び出すところが面白いです。
ビュービューView
モニタに映し出されたブロックに風を当てることによりブロックが崩れていきます。
さらに風で画面上の穴に向かってブロックを吹きこむこともできます。
たくさん入れると今度は穴からブロックを吐き出すのですが、実際に風が吹くのでビックリします。
まじかるSPLASH
透明な細長い円筒が数本立っていて中は噴水になっています。
手に持った棒を振ることにより棒の示す噴水に指示を与えるというものです。
水芸師になったような気分が味わえます。
それぞれの噴水には音も割り当てられていて、噴水の勢いとともに音の操作もできます。
これは数本だけではなく、ぐるりと円形に配置された中でやってみたい作品です。
インタラクティブ東京の方の作品
◆Ego Balance
大きなスクリーンの前に立つと、自分の姿がスクリーンに映ります。動くことによって周りに次々と鯉が出現するのですが、鯉の数が増えるにしたがって自分の姿がだんだん薄くなって輪郭だけになります。
鯉は自分から生まれるものなのだそうです。
そこでその鯉たちに触るというコミュニケーションをとります。
その後じっとしていると、今度は鯉の数しだいに減ってしまい自分の姿がもどってきます。
でも先ほど触ることのできなかった鯉は自分の中には戻ってこれなで、自分の周りを泳ぎつづけるのです。
う〜ん、ちょっと悲しい。。。
◆bubble cosmos
ドライアイスの煙の入ったシャボン玉が次々と発生する装置。暗い中で下から七色の光をあてているのでとてもキレイです。指でちょんと触れると壊れる音がします。
この音は実際に鳴るわけではなくて、コンピューターでシャボン玉の位置を読みこんでそれが消えると音がでる仕組みになっているのだそうです。
このシャボン玉がかなり丈夫そうで本当にキレイにできるのですよ。
◆Paravie
ダンスを手軽に楽しむ道具。
スクリーンのに自分の姿とお手本の映像が映り、音楽にあわせて、お手本を見ながら踊ります。
この作品は先日の代官山にもあったのですが、今回は体験もしてみました。
「アンパンマン体操」を踊りました(笑)
ちょっと恥ずかしかったですが、やってみると面白いです。
◆Tablescape Plus
テーブル状のスクリーンの上に置かれたプレートには人の絵やベンチの絵が描かれているのですが、そのプレートの位置を移動させることによりプレートに描かれた人が動いたり喋ったりするという作品。
これはままごとなどのごっこあそびをしている気分になります。
とっても可愛い作品です。
◆TWISTER V
会場を出て別の場所にある大きな装置で立体映像を見る作品です。
円筒形の中に入って立体映像を見ます。
ディズニーランドなんかで3D映像を見るときはメガネを使うのですが、これは何もつかわなくてもちゃんと立体にみえるのですよ。
映像の動きがゆっくりだったのでもうちょっと速いものを見ると思わず避けちゃったりして面白いかもしれません。
◆モルフォビジョン
これはもう何度かみているのですが、今回バージョンアップして家の模型もちょっと複雑になり、変化するパターンも増えていました。
今回デモバージョンも見せてもらえたので、仕組みがよくわかりましたよ。
回る家の模型がどうして歪んだり刻まれたりしてみえるのか・・・理屈はわかっているつもりでも実際に見るとやっぱり不思議です。
この他にも沢山の作品がありました。
どれも見ているだけではさっぱりわからないのですが、実際に体験してみると「ほぉ〜!」となるものばかりです。
中にはまだ開発途中でこの技術を何かにつかえないか、模索しているものもあります。
こういうものは沢山の人の目に触れることによって、新しい使い道のアイデアが広がるのかもしれません。
ここで見た作品がそのうち商品となって、世の中を騒がせたりするのでしょうねぇ。。。

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