2008年2月28日木曜日

第86回ニューヨークADC 展

新橋のリクルートクリエイションギャラリーG8で開催中のニューヨークADC展、佐藤雅彦+ユーフラテストークイベントがあるとのことで、26日に行ってきました。
「ISSEY MIYAKE A-POC INSIDE.」がグラフィックデザイン部門で金賞をとったのだそうです。
文化庁のメディア芸術祭でもアート部門で優秀賞をとっている作品です。コチラでみれます。
あと「イデアの工場」という大日本印刷の五反田の新社屋にある映像ホールで映されるための作品も賞をとったのそうです。コチラは短縮バージョンですが、感動的です。

佐藤さんのお話は専門的な用語がでてきて、ちょっと難しそうなのですが、そういった用語の解説もしてくれた上に、メモをとらなくても良いようにプリントしたものも下さるので、至れり尽くせりです。

今回はこの2作品の映像ができるまでの、経緯や考え方などのお話が聞けました。
工場やジャパンパックなどの見本市の映像を見るときの佐藤さんの惚れ惚れするような「実に美しいですね」という言い方が、印象的でした。
モノがある作用によって変化していく様というのはみていて本当に面白いです。
その作用が単純であるにもかかわらず、変化に意外性があるともう目が離せないですね。
佐藤さんのお話を聞くと、だだ面白いと思うだけじゃなく何故おもしろいのかも考えることが大切なんだなぁということを思うのですが、実際にはいつも面白いと思うだけで終ってしまいます。

さて、このニューヨークADC展、gdcの作品も入選しています。
「TAKE OFF」の1回目のポスターが入選、ポツネンmaruのポスターは銅賞でした。
maruのポスターは賢ちゃんの顔がドットになってるやつですが、私はこの顔があまり好きではなかったので買わなかったのです。
近くに寄ってみると何が描かれているかわからない代わりに細かい文字は見え、離れると顔は見えるけれど、書かれている文字は見えないというちょっと哲学的な意味を示唆しているようなポスターだったのですねぇ・・・




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