2006年7月17日月曜日

夏の大茶会

岩井俊雄さんのブログで紹介されていた作品を見るために新宿パークタワーのOZONEにも寄ってみました。ここはオペラシティから徒歩数分で行ける所です。

お茶のイベントの中での展示ですが、世の中にこんなにお茶に興んでいる人が沢山いるのか???と思うほど多くの人で賑わっていましたよ。

さてお目当てのT-room projectといものですが、お茶室がテーマのコンテンポラリーアートです。
茶道には全く疎い私でも興味深く見ることが出来ました。
特に気に入ったのが原研哉さんの「蹲踞」
つくばいって読むそうです。
意味は茶室の庭先に低く据え付けた手水(ちょうず)鉢。
作品は天井から下りた管から水が1滴ずつ落ちて樋を通って大きな円形の板に落ちます。
円形の板は中央に穴があいていて水滴はそこへ落ちていくのですが、素材が非常に撥水性の高いものをつかっていて水滴がずっとコロコロのままなのですよ。
樋を通る時も微妙な傾斜によりくっついたり離れたり、ぶつかってもくっつかないで押しつ押されつしながら落ちていったりと、見ていると水滴が生きているような気になってきます。
雨粒の写真を撮る私にとってこの水滴の作品は心をわし掴みにされてしまいかなり長い間見てしまいました。
岩井さんのブログの写真では手前に写っている白い細い棒みたいな作品がソレです。

茶室の方は白いモコモコの中に深沢直人さんのデザインしたお茶マシーンがあるというものです。
よく会社で水が飲めるようになってる器械、それをちょっと深沢さんがお茶室用にアレンジした感じです。
白いモコモコは呼吸をするように大きくなったりしぼんだりして色も綺麗に変わります。
この色の光と音(ぽゎ〜〜〜んとた音でした)を岩井さんが担当されているそうです。


金沢二十一世紀美術館、やっぱり面白いモノが沢山あるんだろうなぁ・・・
いつか行ってやるぞ!!



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