2007年9月17日月曜日

メルティング・ポイント

先日ICCで『東京・ミュージアム ぐるっとパス』と言う物を買いました。
東京の美術館、博物館等の入場券や割引券が56枚綴りとなっているもので、初回使用から2ヶ月間有効なのです。
お値段が2000円なので、2〜3箇所入場券を使うと元が取れてしまいます。
先日のICCのLIFEもぐるっとパスを使ったのですが、ICCは一枚のチケットで期間内もう一度いけるという一粒で2度美味しいシステムなのです。

本日はやはりぐるっとパスをつかって、オペラシティアートギャラリーで開催中の「メルティング・ポイント」に行ってきました。

ジム・ランビー
渋谷清道
エルネスト・ネト
の3人のインスタレーションが部屋ごとにわかれて展示されています。
ジム・ランビーの作品は広い部屋の床に黒と金と白のテープで縞模様を作り、作品がぽつんぽつんと置かれています。
入って直ぐの鳥の彫像に色とりどりのペンキを垂らした作品。
色の洪水の為その物体が何だか判らなかったのですが、よく見ると鳥なんですね。

渋谷清道の部屋は真っ白な空間に靴を脱いで入ります。
所々にレース編みのような切り絵が展示されていてとても綺麗です。
小さな穴を潜って入る部屋は天井に花柄のような模様からその上が透けて見えて素敵でした。
しかし残念ながら透けて見える部分がビルの建物の中なので、これが空ならなぁ・・と思いました。


スパイログラフ

この花柄、よく見ると子供の頃あそんだスピログラフの模様ではないですか!?
あの玩具はとても気に入って随分あそびましたよ。
ちょうどショップで100円で売っていたので買ってみました。



エルネスト・ネトの部屋は部屋の高さの真ん中くらいに2枚の布が張られていてその間を繋ぐ筒が何箇所かまた下を潜った時に顔を出せる穴も何箇所かあります。
遠くから観ると粘着質な液体を両手につけてネバァ〜と離したときのような感じでもっとネチャネチャした物質で出来ているのかと思ったら、近くで見るとキメの細かいネットで作られています。
下を潜って穴から顔を出すと、ゆるやかな流れの凹凸や柱が広い牧場を連想させます。
布団の凹凸を山や谷に見立てて遊ぶといった感じでしょうか。。。
穴から顔を出す人が皆ニコニコしている楽しい作品です。

階上の作品展の中で田尾創樹展も「えぇ〜〜??」と思う愉快な作品でしたよ。
なんだかよくわかんないですが、妙に気になる感じです。

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