2006年10月9日月曜日

『中村至男+土佐信道 トーク&サイン会』

久々にmeiwadenkiのカテゴリー記事
今日は青山ブックセンター本店のカルチャーサロンで開催された『明和電機の広告デザイン』出版記念イベントに行ってきました。
中村至男さんは佐藤雅彦さんの本などでちょくちょくお名前を拝見していて、佐藤さんと同年代の方だとばかり思っていたら、なんと土佐社長と同い年の方でした。
とても穏やかな感じの方で、土佐社長とほのぼのとしたトークをなさっていました。
お互いに5つのキーワードを書いてきて質問し合うという形式で、企業CIについてグラフィックデザインやアートについて、お2人とも来年40歳になるのだそうですが、今後の活動についてなどの話しでした。

佐藤雅彦さんの話しもでてきて、中村さんが佐藤さんと一緒に仕事をする時の境界線はどんな感じなのかという土佐社長の質問に対して、中村さんは特に境界線は意識していなくて、お互いの共通の目標に向かってドンドン意見を出し合って到着を目指す感じだと答えておられました。

土佐社長は実は佐藤雅彦さんがすごく怖いらしいです。
そういえば、以前正道さんが書いた本を読んだ時に「明和電気の制服も飽きた」と佐藤雅彦さんに言われかなりショックを受けたことが書かれていました。
佐藤雅彦さんはやはりクリエイティブな仕事をする人からは特別な存在なんですねぇ・・・

今回のトークの中で出てきた言葉
「バーンときてドーンとくる感じ」
中村さんの理想とするデザインだそうです。
言葉で説明はできないけど、そのデザインから発するモノがバーンときて見た人にドーンと衝撃を与えるということ。
なんだかすごく幼稚な表現なのですが、その意味はすごく良くわかるなぁと思いました。
確かに本当に伝わるモノには小賢しい言葉は要らないなと思います。

で、『明和電機の広告デザイン』ですが、まだ巷では発売されていないらしく、今回のトークイベントでは先行発売だったそうです。
昨日製本からあがったばかりだって聞くとなんだか欲しくなって買ってしまいました。
お2人のサインも入れていただきました。

内容は明和電機の活動とその広告デザインの流れですが、デザインするということとはどういうことなのか、考えさせられる一冊です。


3 件のコメント:

ちょびまま さんのコメント...

わー☆欲しくなっちゃいましたよ、「明和電機の広告デザイン」。先日行った、土佐さんのトークイベント思い出しちゃいました。面白かったなー。
購入したビットマン、シャカシャカやって遊んでまーす。(けっこう楽しい☆:笑)

aiwendil さんのコメント...

なるほど、まだ流通していなかったんですね。
9月末発売なのに見当たらないなあ、と不思議に思っておりました。店頭に並ぶのを心待ちにしてみます。
「バーンときてドーンとくる感じ」これ、とてもよくわかります。直感的に通じますよね。じつはものすごく強い表現なんではないでしょうか(笑)。
そして、佐藤氏を怖がる社長(笑)。
なんだかわかるような気がします。
佐藤氏は、ものすごく厳しいことを静かにズバッとおっしゃいますからねえ(笑)。
社長もたじたじになってしまわれるのでしょうか。
おふたりの対談を見てみたいと思うのは意地悪(笑)?
中村氏の人となりはまだ存じ上げないので、19日の鼎談を楽しみにしたいと思います。

ざらえもん さんのコメント...

ちょびままさん>
おっ!ちょびままさんも明和好きですか!?
飄々としてて面白いですよねぇ〜社長。
ビットマン!いいなぁ〜!
うちはテレビの中で走り回るビットマンがありますが、あれは暫く見てると飽きます。。。。
aiwendilさん>
19日の鼎談とはgggのギャラリートークですか?
aiwendilさん行かれるのですね。
私は残念ながら気付くのが遅かったので既に受付終了だったのですが、aiwendilさんが行かれるのであれば、レポを楽しみにしたいと思います。
中村至男さんはたいへん穏やかそうな方で,お話もすごく上手という感じではないのですが、飾らない言葉の中に鋭いモノの見方を感じさせる方でしたよ。
会場では「勝手に広告」も販売していたのですが、高くてちょっと手が出なかったです。。。
明和電気がSMEのオーディションに合格したとき、「これは面白い!」と推薦してくれたのが佐藤雅彦さんだったそうです。
もうその時から頭が上がらないのだそうですが、先日gggのパーティーでお会いしたときに「ノドの形がかわったんじゃない?」といわれてドキドキしたとおっしゃってましたよ。