2009年2月15日日曜日

ライト・[イン]サイト

初台のICCで開催中のライト・[イン]サイト−拡張する光、変容する知覚を見て来ました。
今日はギャラリーツアーがあったので、せっかくなら、作品の解説を聞きたいと思い、2日連続のお出かけとなりました。
光・見る・目・知覚などをテーマにした作品が全部で12点です。多くはないですが充実した内容でどの作品も面白いです。

《サンキュウ―インストゥルメント》という作品は一部屋が、まるまる印画紙になっていて、30秒に1度フラッシュが焚かれると、影は壁や床に焼きつきます。
自分が移動しても影はそのままそこに残るのです。
焼きついた影は次のフラッシュが焚かれる30秒後にはほぼ消えているのですが、自分の影が自分から離れるって、なんだかヘンテコな感じです。

《PRINTED EYE(LIGHT)》はカメラのようなものを覗き込んでスイッチを押すとフラッシュが焚かれて、目の中に「LIGHT」の文字が残像で残るというものです。
目を開けているときは見えないのに、目を閉じるとLIGHTという文字がいつまでも見えるというもの。
15分位は見え続けましたよ。
この作品の次が《You and I, Horizontal》というくらい部屋で光のカーテンをくぐる体験をするのですが、そのときもLIGHTと文字がチカチカと見えてしまいます。

あと、一度に7人ずつしか入れなくて、整理券をもらって入る作品がありました。
《カメラ・ルシーダ:三次元音響観察室》本当に自分の手すら見えない暗闇のなかで6分間目を慣らしてから見えるというものです。
直島の南寺に似ていますが、見えるものは全くちがいました。
水を入れた球体に超音波を流して見えるものなのですが、真っ暗な闇のなかになんとも不思議なものが見えてきます。
稲光のようだけどちょっと違うし、光の雲のようでもあるし・・・
とても文章では表現できないなぁ。。。

ICCは常設展も面白く、何度見ても飽きないですね。
TENOI-ONもここでは並ばなくても体験できます。
昨日のメディア芸術祭は長蛇の列でしたよ。。。


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