2009年2月14日土曜日

文化庁メディア芸術祭

国立新美術館で開催中の文化庁メディア芸術祭に行ってきました。
今年で12回目なのだそうですが、何年か前はしょっちゅうメディアアートを見に出かけていたので、知ってる作品が多かったのですが、去年はあまり見に行ってなかった為、知らない作品が多くて新鮮でした。
久しぶりにワクワク!おぉ〜〜!!の体験をしてまいりましたよ。

今年のエンターテイメント部門の大賞は岩井俊雄さんの「TENORI−ON」だったのですが、今日はエンターテイメント部門受賞者のシンポジウムがあったので、これが第一の目的でした。
TENORI−ONに関する岩井さんの講演は何度も聞きに行っているせいか、大賞を受賞したことはホントに我が子のことのように嬉しく感じますね。

シンポジウムの内容は、岩井さんと西堀さんのTENORI−ONができるまでのお話と演奏、中村勇吾さんののお話、選考委員の桝山寛さんと田中秀幸さんが今回の受賞作品を紹介して、皆でトークという構成です。
そもそもメディアアートとは?エンターテイメントとは?といった話から、今後のこの分野の作品の行方まで、ともすると難しくなりがちな話なのですが、岩井さんも中村さんもわかりやすく話す方なので興味深く聞くことができました。

司会の方の質問のしかたが判りづらく、何がききたいのか理解できない時があったのですが、岩井さんが答えはじめると、実に分りやすく「あ、こういうことが聞きたかったのね!」と(笑)
新しいメディアの開発とそのメディアを使った作品とどちらを評価するのかといった話の中で、岩井さんの「どんなメディアを使っても、その表現の上限だと思われていたものを超えた作品というのは感動を呼ぶ」という意見が印象的でした。

ところで、中村さんの「FONTPARK2.0」という作品、コチラで体験できます。
文字で絵を作ることができます。操作がメチャメチャ簡単で動きが面白いので、やりだしたらハマっちゃいますよ〜

エンターテイメント部門には佐藤雅彦研究室+桐山孝司研究室 / ユーフラテスの「君の身体を変換してみよ展」が優秀賞に入っていますが、実はこの作品と「TENORI−ON」が大賞を競ったそうです。
う〜〜〜ん、どっちも大賞に値する作品ですね。







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