2011年2月6日日曜日

メディア芸術祭と小谷元彦展



六本木の国立新美術館で開催中の文化庁メディア芸術祭にいってきました。
動画はアート部門大賞の「Cyclid-E」という作品。
ミッドタウンのガレリアB1に展示されていて、こちらは撮影OKだったので撮ってみました。
通常は停止しているのですが、一日に何度か動くみたいです。
なかなか迫力のある作品で、近くで見ている人は先端が近付くと思わずのけぞっていましたよ(笑)
筒の先端がスピーカーになっているらしいのですが、なんだか目のようで、先端が自分に向かうとちょっとギョッとして、蛇に睨まれた蛙の気持ちなります。

今回はあまり時間がなかったので、新美術館の方の展示は駆け足で観賞。主にアート部門が見たかったので、映像作品はほぼみてないです。
一番気に入ったのが、クワクボリョウタさんの「10番目の感傷(点・線・面)」
小部屋に入って部屋全体を鑑賞する作品です。
電車の模型と線路の周りに鉛筆や洗濯バサミなど様々な日用品で街並みつくられていて、電車の明りで照らされると影が壁に映ります。
電車が走ると影も動き、見ているうちに、上から風景を観賞しているのに、電車の中から風景をみているように感じます。
影の見え方が予想よりもずっと面白く見えることにも感心します。
今回は大勢が詰め込まれた中での鑑賞だったのですが、一人でこの部屋でぼーっとすごせたらいいなぁと思いました。
本当に素敵な作品です。

影と言えば、ゲーム部門の作品で、影を使ったアクションゲームがありました。
これも面白そうでした。体験はできなったけど。。。

次に森美術館の小谷元彦展「幽体の知覚」を見に行きました。
タイトルからして、ちょっとおどろおどろしい感じで怖そうです。
目に見えない感覚を表現するアーティストなんだそうです。
作品を見ると一瞬ゾクッとする感覚があります。
この中でも、小部屋に入る作品が一つあって、個室の周囲、外も中も滝の映像という作品なのですが、中に入ると天井と床が鏡になっています。
流れる滝の早さは遅くなったり逆回転したりするのですが、自分が滝を登ったり落ちたりしているように錯覚します。
上を見上げると登っていってるのに、下を見るとどこまでも落ちていく感じです。
ひょえ~~~ってなります。

去年の3月に金沢21世紀美術館に行ったときにミュージアムリンク・パスを作っていたので、今回はパスを使って300円割引だったのですが、よく考えたら去年の夏には瀬戸内国際芸術祭で、直島にも行っているので、ここでハンコをもらっておけば、ハンコが3個たまってグッズがもらえるはずだったのになぁ・・・
直島に行った時は芸術祭のチケットだったので、リンクパスの事をわすれていたよ~~
残念!!

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